ゴルフの歴史・ゴルフクラブの歴史・ゴルフボールの歴史について
ゴルフの歴史
ゴルフの歴史を、世界的にみてみると、1452年にスコットランドでゴルフボール10個が10シリングで売られていたという記録があります。
1860年に、第 1回全英オープンが開催され、この時は 12ホールのコースを 3日間、合計 36ホールで争っています。
世界各地にゴルフが普及し始めたのも 1800年代の後半からのことで、日本にゴルフコースが出来たのは1901年です。
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1452年にスコットランドでゴルフボール10個が10シリングで売られていたという記録があり、また、1457年に スコットランド政府が国民にゴルフ禁止令を出したものの、国民はそれを無視してゲームに興じたという話は有名です。
とは言っても 1850年に英国にあったゴルフクラブの数は僅か24に過ぎませんでした。
それが、その後の 50年の技術革新 (道具を大量生産する技術と鉄道網の発達)と共に大きく変貌しました。
1900年までには、1850年の50倍を越す1200以上ものゴルフクラブが出来ていたそうです。
この間に コースも大きく変化しました。
第 1回全英オープンが、1860年に行われましたが、この時は 12ホールのコースを 3日間、合計 36ホールで争っています。
昔のゴルフコースは その距離、大きさ、ホールの数などが まちまちでしたが、ホール数が少なく、距離の短いものが多くありました。
世界各地にゴルフが普及し始めたのも 1800年代の後半からのことです。
アメリカには 1887年に最初のゴルフコースが作られましたが、3ホールのコースで、それがその後 6ホールのコースに広げられました。
また、最初のゴルフクラブは St. Andrew's Golf Club of Yonkers というクラブで、1888年に設立されています。
一方、日本にゴルフコースが出来たのは それからさほど月日の経っていない1901年で、神戸の六甲に 4ホールのコースがオープンし、それが 1903年には 9ホールのコースとなり、同時に日本初のゴルフクラブ 「神戸ゴルフ倶楽部」 が結成されました。
なお、近代ゴルフのベースを作った全英ゴルフ協会の歴史は、その前身である1754年に創立された、Saint Andrews Society of Golfersにまで遡りますが、1834年に Royal and Ancient Golf Club of Saint Andrews という現在の名称に変更され、現在に至っています。
ゴルフクラブの歴史
ゴルフクラブの進化の歴史は、ガッタ (パルチャー)ボールが発明されてから急速に進んだようです。 また、ゴルフクラブのデザインもボールの進化に大きく影響されたようです。
19世紀のガッタパルチャーボール時代 には、アイアンを番号で呼ばずに名前で呼んでいたようです。
80年代後半まではパーシモンのウッドをツアープロも使っていましたが、現在、ドライバーはチタン製ヘッドにグラファイトシャフト装着という仕様に変わってしまいました。
普及はガッタ (パルチャー)ボールが発明されてから急速に進んだようですが、クラブのデザインもボールの進化に大きく影響されたようです。
昔は、例えばウッド 7本 とアイアン 3本、そしてパターというセットのウッド構成でしたが、ボールの変化がゴルフをターフを取って打てるアイアンを多く使うゲームに大きく変えて行ったのです。
糸巻きボールが普及するようになり、アイアンは急速に現在のデザインに近いものになって行きました。
ゴルフボールの表面のメッシュやクラブフェースの中央が高くなった形状などは、スプーン(3 Wood)、バッフィー(4 Wood)、クリーク(5 Wood) などという言葉は あまり耳になくなっているようです。
ブラッシー(2 Wood) という呼び方は、そうしたクラブを作っているメーカーがなくなったこともほとんど聞かなくなりました。
19世紀のガッタパルチャーボール時代 には、アイアンを番号で呼ばずに、同じように名前で呼んでいたようです。
ゴルフボールの歴史
ゴルフボールは、初め羽毛を皮で包んだ手作りのものが使用されていました。
初めは表面がスムースであったものが、後にキズを付けるとより飛ぶことが判明し、メッシュの付いたものや表面に小さないぼいぼ状の突起がついたボールなどが普及し始めました。
現在のゴルフボールの規格は重量が 45.93 g (1.620 ounce) 以下、直径は 4.27 cm (1.680") 以下となっています。
ここ数年で見てもゴルフボールはかなり進化しまた。
現在、ツアーで活躍している全ての選手がマルチレイヤーのソリッドコアというタイプのボールを使用しているはずです。
ここ数年の飛距離はほぼ横ばいですが 1993年から2003年の10年間で、プロのドライバーの飛距離は 30ヤード近く伸びています。
さて、ゴルフボールは、初め羽毛を皮で包んだ手作りのものが使用されていました。
その後、1848年にガッタという量産できるボールが現れたことにより、ゴルフの発展を大きく促したと考えられています。
初めは表面がスムースであったものが、後にキズを付けるとより飛ぶことが判明し、メッシュの付いたものや表面に小さないぼいぼ状の突起がついたボールなどが普及し始めました。
さらに 1898年にはゴムのボールが始めて使われるようになり、1901年に Haskell rubber-core ball というボールが出現し、ゴルフを大きく変えていきました。
当時のボールの表面には、いぼいぼ状の突起が施されていました。
現在のボールのようにディンプルが使われるようになったのは1908年からと言われています。
そして1930年に 始めてゴルフボールの規格が全英ゴルフ協会によって確立されました。
現在のゴルフボールの規格は重量が 45.93 g (1.620 ounce) 以下、直径は 4.27 cm (1.680") 以下となっています。